FAQ
よくある質問
定款を紛失してしまったのですが、どうしたらよいですか?
官公署での許認可申請の時や金融機関から融資を受ける時等、「会社の現行定款を提出してください」と言われることがあります。その時に「定款の写し? 現行定款? あれ、どこへいってしまったかな」というお問合せをいただくことがあります。
対処方法としては、原始定款(法人を設立したときの定款)なら、認証を受けた公証役場で謄本を再交付してもらうとか、または登記申請した法務局で閲覧するという方法があります(保管期間や具体的な手続方法は、公証役場や法務局へお問合せください)。
行政書士が定款案を作成して公証役場での認証手続きを代理していれば、たいていはその行政書士が定款データを保管しています。当事務所で作成させていただいた定款についてはお問合せください。
ただ、これらは原始定款どまりです。設立後に定款変更をした場合は、変更を議決した株主総会の議事録の内容を盛り込んでいくと、現行定款になります。原始定款に、定款変更を議決した議事録をつけても用は足りますが、本来は議決された定款変更の内容をその都度反映させていく必要があります。
原始定款もない、議事録も見当たらない、定款は自分で作った……ということになりますと、登記されている事項については登記事項証明書を参照し、登記されていない事項を組み立てて株主総会で承認してもらう、ということになります。株主が代表取締役一人であるとか、数人の身内だけという会社でしたら、前記のようなやり方で整理をするとよいでしょう。